くらしとしごと 進行中 2018.08.10

広大すぎる野村総研跡地の利活用は、みんなも参加できる、楽しいものであってよいよね

鎌倉市のど真ん中。緑溢れる丘陵地に、「野村総合研究所跡地」はあります。約161,000㎡(約48,700坪)の広大な土地。2002年に市に寄贈されてから、16年間眠り続けていた土地です。最近この土地が、動き出したようですよ。

「大きすぎて、ちょっとひいた」「大きいから、ワクワクする」

生きる力を活躍させる、その場にふさわしい候補地はどこか。ある日思い出したのです。あの「野村総合研究所跡地」はどうなったのだっけと。もやもやと、広大すぎるあの場所について考えてみましょう。そう、誰もあのまだ未来を描けていないのではないのでしょうか。何かできることはないでしょうか。人知を超えた大きなものにぶつかった時、楽しく解決していく力を私たちは持っているのではないのでしょうか。

2018年6月21日(木)の生きる力キックオフパーティで、宣言してみました。
「野村総合研究所跡地を、取りに行きたいと思います!」

© OpenStreetMap contributors

言ってみる。思い描いたなら、言ってみる。有言実行以前のことばを生み出してみるんです。「正直、ちょっとひいた(苦笑)。」「具体案が見えず意味がわからない。」 ──はい確かに(笑)。“想い”だけでは、よいオトナとしては、当然、そう思います。一方、「あれくらい大きいと、ワクワクするね」「理想の村のイメージを思い出した!」「伊豆のヴィラ白浜が、すごく参考になると思う」。そんな会話も聞かれた夜となりました。

市民、行政、企業、誰がどう関わるべきか。今、答えのないものはいくらでもあるからこそ、楽しむ力が必要と考えます。

なぜ、野村総研跡地か?

きっかけは一粒の種となります。(きっと。間違いなく。)

1) 「野村総研跡地」と思った。
カンです。

2) 大き過ぎて、手のつけようがない、取り遺されたものが世の中に増えた。
「大き過ぎて、手のつけようがない。」モノがこの世の中本当にたくさんあります。一つの企業でも、一つの地方行政組織でも、一つの町内会でも、一つのNPOでも解決しえない。そんな土地。そんな課題。たぶんここ鎌倉にも、日本中にも、世界中にもあります。実に、もったいない。誰かなんとかしたほうがいい。

時代は、「いかに小さくなるか」、分散化が加速度的に進んでいます。少子化、多様化、所有からシェアへ、という社会の流れの中で、「大きなものを、既存のやり方で1つの主体がマネジメントする」ことは難しくなっています。集合知が前提となるでしょう。

3) パブリック x ビジネス x プライベート
それぞれの世界がつながり、互いに共存する中で、「実にもったいない事象」をなんとかしてみましょう。みんなが参加できる、楽しいものであって良いのです。それはワクワクをつくり出します。野村総研跡地はそんな市民活動の場になることを望んでいます。これからのパブリック、まち、人のくらしを、どう自分たちの手で作っていくべきか。やれることは多々あるのではないでしょうか。

そこにチャンスはあるのか。まず、確認だ!

アクションはできることから。まずは事実の正確な確認です。その頃6月の鎌倉市は議会中のため、電話ヒアリング&ウェブ掲載資料の確認を行いました。後の鎌倉市の担当者さんたちとの対話へつながっていきます。


現地へ続くルートは自然が豊か

確認したところ、現在は基礎調査中、2019年度公募予定とのことでした。2017年度に約1年かけて鎌倉市公的不動産利活用推進委員会で検討が行われた結果が、2018年2月『鎌倉市公的不動産利活用推進方針(答申)』にまとまっています。2018年度は、鎌倉市が基礎調査(民間とやるとこういうリスクがある等のさらなる検証)を行い、2019年度に企業選定の予定(早まる可能性もあり)となっています。

参考)
鎌倉市に研究センター跡地を寄付 – Nomura Research Institute
鎌倉市公的不動産利活用推進委員会

私たちは、その中で描かれている『自然環境を生かした利活用(市民への開放)』部分において、市民のさまざまな活動をコーディネートする中核拠点として、参画すべきと思っています。それは、官だけでもできないし、組織だけでも、市民だけでもできない。それぞれが自立しつつ。良い意味で、互いに手をつなぎつつ。そんな、ワクワクするところに今、私たちはいるのです。

よきオトナが「ちょっと引いた。」と思った、野村総研跡地まるっとまるごと欲しいではなく。企業・市民・行政がどう連携していく場として、生きる力を活かす場を構築していく、というビジョンに向かう、よきオトナコドモ担っていくのです。