くらしとしごと 進行中 2018.08.10

「生きる力学校」からはじまる、みんなでつくるこれからの学びと稼ぎとは

あなたの「生きる力」はどんなチカラですか。
これからのプロフェッショナルはどんな生き方ができますか。

商いの力、身体の力、食の力、伝える力、継ぐ力、心の力、住まう力、つくる力、自然の力、家事する力、美しくなる力、あそぶ力…みんな何かの「チカラ」をすでに持っています。「生きる」がもっと楽しく、安心に、力強いものになるために、これからどんな方向があるでしょうか。

今、多くの課題を抱えています。
・ 少子高齢化・長寿化の日本でどう生きるべきか
・ AIやテクノロジーの発展で人間はどうアップデートすべきか
・ 「普通」「常識」「多様性」の概念の捉え方をどう変えるべきか
・ 環境問題(気候変異・天災など)にどう対応するのか
・ 地域(日本・地方・その地域等)をどう活かすか
・ 場で生きる人をどう活かすか
・ 地域や行政、企業のあり方、連携をどうすべきか

これからの世界は、今のグローバル化やテクノロジーの発展のその先であり、個として生きる時間や領域が増え、個の自由が進むと同時に、個の活用が大切となります。そのために、「私はどのように生きるか」という自己責任能力が高く求められるでしょう。

私たちは、すでに大海に放り出されました。変化に気づきつつも、もやもやとする日本人が多いと思います。現在の働き方や生き方とは違う方法を探して行く、そんな冒険の時代が始まったのです。しかしながら、全ての人が冒険家になるという訳にも行きません。さて、どうすればいいのか。みんな人ごとでない、問題多き「いま」に生きています。

21世紀の大航海時代で生きる人が持つべき力を考える

今、育むべき「生きる力」とは、自分が納得する人生を生きようとする心持ち・方法であり、日々生きていくことと、学びとを直結させることができる力。実際に生きた人と関わって生きながら、学ぶ(気づく)機会を得る力。その地域の暮らしに直結していたモノコトを肌で感じ、必要な継承や伝承を行うことができる力。関わり力(コミュニケーション・尊重・対等・礼節)がよきものであるように整える力。感受性・受容性・表現が高い、自由な力。

得意を生かし、学びの場と働く場と地域運営が一緒になって考える力。世代を超えて学びあえる力。くらしの豊かさを生む、学校の勉強以外の学びに触れ、実験し、コトをつくる力。

さまざまな大きさではじまっている、学びと生きる力の時代

自らはじめる住民自治と小商い

住民が誇れる地域づくりは、「住民自治」から始めることができます(ここで言う自治とは、自分たちに関することを自らの責任において行うこと)。地域や社会のためになることを、ボランティアではなく、実際に稼ぎに行く姿勢で行います。住民という最小単位で構成されるつながりによる、市民活動のカタチ。“町内”や“NPO”といった既存の枠組みを認めながら、超えて繋がることで、隣接地区までを網羅したフォローや、別地区ではあっても同じ意思や特徴を持っている活動との連携がスムーズに進みます。これを鎌倉という地域で実現的に行うことで、将来の視察観光も含めた、外から中への経済のまだ見えないカタチを開いていきます。

半分お金で半分はコトワザ払いのハーフボランティア

完全持ち出しではない活動を実現するためにどうしていけばよいでしょうか。さまざまなお金の流れの検討が必要になります。半分お金で半分はコトワザ(自身の技術やノウハウ、「コト」で提供)する方法。半分ボランティアで半分自給(企業であれば50%雇用)。住民自治会社なら、住民がお互い社員(福利厚生や社員割引がお互い様)。ハーフを盛り込んだ形で、活発な地域活動ができないかを模索しています。(当然売上を伸ばすという考えも必要ですが、まずは持ち出しを無くすという考えが必要)。行政や企業が住民参加型の事業について積極的に関わりやすいものを、住民や地域側から提供し、互いに調和点を生み出していくこと自体が必要なのです。

ネオパーマネントカルチャー

循環社会や循環経済のためにできることを考えるときに、「自然」と「テクノロジー」の融合を前提としないと伝えることができていないケースがあります。鎌倉では「地域賄い率」=「暮らし自給率」(地域の中で、さまざまな事業があり、地域経済が循環し、住民が外に行かないでもまぁまぁ楽しく生活できるような率)を主軸とした、新しいパーマネントカルチャーと題して考えるべきテーマです。

地域のためになることと、自分の生きるためになること。対比されるものごとの両立は、提供しあう学びであり、経済となります。

私たちは、これからのヒトの生きる力を育むための考えと実体を「生きる力学校」、これからの地域の価値を生む市民の小商いを、「生きる力カンパニー」。そう称しています。必要となるのが、総じて「生きるチカラ」です。

稼ぐことと支払うことが一緒になり、消費経済と共感経済の両方を使えるようになるべきでしょう。プロフェッショナルな市民活動というものが日々生まれ、地域の内側を充実させるための、外との交流を持つことで活性化します。既存の地域内外の連携システムとの連携を視野に、実体化を日々行なっていきます。